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五山送り火とは?
京都五山送り火が3年ぶりにエリア全体が点火されることが決定しました。
京都の夏の夜を静かに彩る五山の送り火。夏の夜空に浮かび上がる五山の送り火は、祇園祭と並ぶ京都の夏の風物詩です。

東山如意ヶ岳の「大文字」が有名ですが

金閣寺・大北山の近くにも「左大文字」があります。

松ケ崎西山(万灯籠山)と東山(大黒天山)の「妙法」、

西賀茂船山の「船形」、

嵯峨鳥居本曼荼羅山の「鳥居形」があり、8月16日夜に点火されます。これを京都五山送り火といいます。
一説によると、この夜は松明をの火を空に投げて精霊が空を舞うのを見る風習であり、京都五山の送り火が山のあちこちで点火されたと言われています。
京都市の北で必ず行われる松上げの行事は、おそらくこの風習に関係しているのでしょう。
点火の起源
寛文2年(1662年)発行の『案内者』によるとこう記載されています。
”北山には帆かけ船、浄土寺には大文字皆かくの如し。”
大文字送り火はおそらく近世初期に始まったとされています。 代々受け継がれてきたからこそ、すぐには記録されなかったと思われます。 中世後期、戦国時代に大燈呂という習慣がありました。
関連行事として今日の19:00~21:00頃嵐山・渡月橋にて嵐山灯篭流し、今日の19:00頃広沢池にて遍照寺灯籠流しが開催されます。
夏の京都の一大イベント、参加してみてはいかがでしょうか。